札幌で飲食店を開業するための助成金2022

新型コロナウイルスの影響で飲食店が大量に閉店しました。しかし、感染収束後に国などから助成金、補助金、支援金(返済不要のお金)がたくさん用意される可能性があり、今後は新規開業やリベンジ開業の絶好のチャンスとも言われています。

しかし、助成金、補助金、支援金(返済不要のお金)の情報は非常に複雑で、様々な団体が似たような名前で募集しています。しかも、短期間の限定や地域限定であることも珍しくありません。

このサイトでは札幌市で新規で飲食店を開業するときに、国や北海道、札幌市や各種団体から支援されるお金やお金を借りる制度の最新情報について、できるだけ分かりやすい言葉でご紹介したいと思います。

 

飲食店の開業に必要なのはとにかく「お金」

飲食店の開業に必要なものは、とにかく「お金」です。素晴らしいコンセプトや熱い情熱も必要かもしれませんが、これらはご自身で用意されているはずです。開業資金&運転資金は「もらう」「かりる」「自分で用意する」がありますが、「もらう」と「かりる」が重要です。知らないと損をする「飲食店開業とお金の話」をご紹介します。

 

現状について

さまざまな制度がありますが、2022年3月現在、札幌で飲食店を開業に利用できる助成金、補助金、支援金(返済不要のお金)はありません。(当サイト調べ)

ここでは、開業してすぐに申請できる補助金等についてご紹介します。

 

小規模事業者持続化補助金(一般型)

現在も募集している国からの補助金(返済不要)。一般型では最大で50万円が受け取れます。(低感染リスク型ビジネス枠は、原則100万円(補助率:3/4)を上限に補助) 公式ホームページはこちら。札幌商工会議所のページはこちら

様式記載例に「海鮮居酒屋」や「カフェ」などがあるため、飲食店でも申請できます。また、個人事業主もOKと書かれています。ただし、申請は開業日よりあとである必要があります。詳細はQ&Aのページをご確認ください。

札幌市小規模事業者持続化サポート補助金

上の補助金に名称が似てますよね。上記の国からの補助金を受け取った人に限り、札幌市が上乗せしてくれる補助金です。

札幌市では、新型コロナウイルス感染症により、事業環境に影響を受けた小規模事業者等のうち、国補助金に申請・採択された事業者を対象として、国補助金に連動して上乗せ補助を行う「札幌市小規模事業者持続化サポート補助金」を設けました。

引用元:札幌市小規模事業者持続化サポート補助金

最大で12万5千円が補助されます。

キャリアアップ助成金

こちらも確認しておきたいのが「キャリアアップ助成金」です。非正規雇用の従業員を正規雇用にすることで、一人あたり57万円(さらに加算措置もあり)の助成金(返済不要)がもらえる制度です。非常に複雑です。厚生労働省のホームページに記載されています。ただ、創業前に受け取れるわけではないので注意が必要です。

 

過去にあった支援金

募集が終了した助成金、補助金、支援金(返済不要のお金)についてです。助成金や補助金は申し込み期間が短いものもあるので、常に備えておく(情報収集する)ことが大切です。

地域課題解決型起業支援事業(3次)(北海道)

北海道のホームページに記載。募集期間:令和3年8月25日~令和3年9月15日

(1)補助対象経費
人件費、店舗等借料、設備費、原材料費、借料、知的財産権等関連経費、謝金、旅費、外注費、委託費、マーケティング調査費、広報費、その他知事が必要と認める経費

(2)補助率
2分の1以内

(3)補助上限額
200万円

引用元:地域課題解決型起業支援事業に係る交付対象事業者の第三次募集開始について

地域課題解決型起業支援事業(2次)

詳細は省略。募集期間:令和3年6月25日~令和3年7月16日

地域課題解決型起業支援事業(1次)

詳細は省略。募集期間:令和3年4月5日~令和3年5月21日

ストック活用型商い創出事業(札幌市)

申請できる方
市内の空き店舗や空き家(※)を借り上げて、新たに小売業・飲食サービス業・生活関連サービス業の店舗(※)を開業する個人または中小企業で、以下の要件を全て満たす方が対象です。すでに営業中の店舗や補助金交付決定前に開業予定の店舗は対象外です。

引用元:札幌市 空き店舗で開業するモデル事業者を募集します

補助金上限 : 200万円(補助率2分の1以内)

募集期間 : 平成31年4月1日から9月30日まで

ちなみに、空き店舗以外で開業する人がいるの?と疑問を持った方もいると思います。ここでの空き店舗とは、大通駅から半径2キロメートル圏外にある物件、という条件になっています。他にも、大型ショッピングモールなども対象外です。つまり、札幌市内でも郊外のあまり人気のない物件なら札幌市がお金を出してあげるよ、という制度なのです。また、こちらは開業前でないと申請できない点にも注意が必要です。


 

過去の補助金等の傾向から「都市部(札幌駅、大通り、すすきの)以外で開業する」「商店街を活性化させる」「正規雇用(正社員)を増やす」などによって利用できる制度が増える可能性があります。あらかじめ戦略を考えておく必要があるということです。

 

情報収集のために

繰り返しますが、補助金、助成金、支援金の情報は非常にややこしいです。インターネットで検索しても、なかなか正確な情報が探しにくい現状があります。包括的に情報がすべて記載されているサイトはありません。情報収集のためのサイトをご紹介します。

札幌商工会議所

札幌商工会議所」のサイトでは現在募集中の補助金(返済不要)などが分かりやすく紹介されています。

札幌市のホームページ

札幌市の「創業予定の方、創業間もない方への支援」「中小企業への融資・支援」というページでも情報があります。

北海道のホームページ

北海道の「創業」の起業支援金ページでは過去に地域課題解決型起業支援事業の情報がありました。

独立行政法人 中小企業基盤整備機構

創業者向け補助金・給付金(都道府県別)」というページでも情報があります。

ミラサポplus

経済産業省のページです。

中小企業・小規模事業者向けの補助金・給付金等の申請や事業のサポートを目的とした、国のWebサイトです。

引用元:ミラサポplus

と書かれています。

 


 

ここからは「お金をかりる」ことについてご紹介します。

 

「お金を借りる」ためには準備が必要

良さそうなテナントが見つかった!お金を借りよう!

開店資金を融資するためにはテナントが決まっている必要があります

え、でもお金がないとテナントが借りられないですよね…。とりあえず、仮押さえだけお願いするか。

融資の審査には事業計画書が必要です。また申し込みから融資実行まで2ヶ月ほどかかる場合もあります

今から準備しても間に合わない…。今回のテナントは諦めよう…。

すごくよくある話です。多くの方は「お金を借りてテナント(物件)を借りよう」と考えていますが、実際は「テナントが決まっているからお金を貸してくれる」のです。助成金や補助金も基本的には同じと考えてよいでしょう。なにも決まっていない人にお金は貸してもらえません。

お金を借りる準備をする

融資等を申し込んだときに審査が通るか確認しておく、事業計画書を作成する、自己資金を貯める。

物件を見つける、申し込む

希望する物件が見つかるかは運も重要。札幌市内のテナントに詳しい不動産屋さんを味方につけることも大切。

融資等を申し込む

テナントが見つかったあとに融資を申請。ここからは家賃もかかるので開業までのスピード勝負。つまり「いつでも開業できる」レベルまで準備しておく必要がある。

 

自分の力で飲食店を開業するためのお金の話(メニュー)

ここからはもっと具体的に、専門家には依頼せず、自分の力で開業資金を集め、飲食店を札幌市で開業するまでの流れを具体的に紹介できたらと思います。(まだ作成中です)

1,お金を貰う(助成金、補助金、支援金)※現在のページ

2,お金が借りられるか確認する

3,日本政策金融公庫でお金を借りる(創業融資)

4,創業計画書の書き方

5,札幌市で飲食店を開業するために必要な資格と届け出

6,飲食店営業許可の要件・注意(どんなお店でもOKではない)

7,融資のための面談の準備

8,人を雇うメリット(社員を雇うと受けられる助成金がある)

9,初期費用を抑える秘訣(什器や家具の用意、内装工事)

10,広告、食べログ、ホットペッパー、ポロコ

11,開業の流れ(実際の話)

 

注意事項

補助金、助成金、支援金など、似たような言葉がいっぱいあります。申請先も国、北海道、札幌市支援団体など、さまざまです。また、期間限定であったり、対象者もバラバラです。このサイトの情報が最新の情報でなかったり、誤った情報である可能性もあります。一切の責任は負えませんので、ご了承ください。